2009年07月09日

「暫定税率」ただちに撤廃廃 民主政権でいよいよ現実味

税理士 名古屋/名古屋市の税理士 細江会計事務所

民主党が策定中の政権公約(マニフェスト)で、焦点だった道路特定財源の暫定税率の撤廃を「政権奪取後の初年度から実施」とする方向で固まった。
党内では鳩山由紀夫代表が「民主党の象徴的な政策」として初年度からの実施を主張。
岡田克也幹事長は「3年目からの本格実施」を進言し意見対立が続いていたが、鳩山氏の「理念論」が押し切ったかたちだ。

道路特定財源の暫定税率は、ガソリン購入時に課される揮発油税のほか、自動車重量税や自動車取得税など5税目にかかる上乗せ税率の総称
年間収入は2・6兆円と、国・地方を合わせた税収の3%を占める。
田中角栄内閣時代の1974年3月に2年間の「暫定措置」として引き上げられたが、今日まで続いてきた。

税収が自動的に道路建設に使われるため、民主党は「道路利権の象徴」として攻撃。
昨年4月に暫定税率の裏付けとなる租税特措法を一時的に失効させ、1カ月間「撤廃に追い込んだ。

民主党の中堅国会議員は「自民党の利権政治の象徴で、撤廃は国民との約束。絶対に引けない」と話す。
ただ民主党の政権奪取が現実味を帯びるなか、財務省幹部は「ただでさえ税収の落ち込みで厳しい歳入に大きな穴が開く」と戦々恐々だ。


posted by hosoe at 10:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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