2010年05月10日

申告以外にも使えるe−Tax  更正の請求から税理士試験まで

税理士 名古屋/名古屋市の税理士 細江会計事務所

利用者が順調に伸びている国税電子申告・納税システム「e−Tax」。
e−Taxといえば、「申告で使う」という印象が強いが、ほかにも多くの場面で利用できる。
たとえば、納める税金を誤って多く申告してしまったとき、訂正を求めるためにする「更正の請求e−Taxでできる。

次に「異議申立」の手続き。
これは税務署長などによる更正や決定といった課税処分、差し押さえ・滞納処分などに不服があるときにするもの。
原則、「異議申立」をしてこれに対する決定(異議決定)があった後、それでもなお不服という場合、国税不服審判所長に対して「審査請求」ができる。

e−Tax、「異議申立書」から「審査請求書」の提出まで対応している。
相続税や贈与税の「延納」の申請e−Taxはカバーする。
延納は、相続税または贈与税の税額が10万円を超え、かつ金銭納付が困難という場合に、担保を提供することで、分割して納めることができるという制度。
相続税だけに認められた、税金をほかの相続財産で納める「物納」の申請もe−Taxで可能だ。

また、税理士試験関係手続きもe−Taxで行える。
税理士試験受験資格認定申請から、税理士試験の受験願書の提出、試験科目の免除が可能な人が行う「税理士試験免除申請」e−TaxでOK。
できることが意外と多いe−Taxだが、普段申告でしか使っていなかったという場合、e−Taxに必要な電子証明書有効期限には注意したい。有効期限が切れていたら、住基カードであれば役所などで更新手続きをしておこう。
posted by hosoe at 10:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 税金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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