名古屋総合税理士法人 細江 博之です。
今日はちょっと、最近読んだ本のご紹介をしたいと思います。
本の感想の前にちょっと聞いてください。
先日の、土曜日のことでした。
某住宅メーカーさん主催のセミナーの講師として、1時間お話をしました。
内容は、相続税と不動産オーナーの税金についてです。
来場者の前でしゃべる前に一度社内研修で練習をした甲斐もあり、全体としては、まずまずで
アンケートにも概ね良い評価をいただいたと思います。
ただ、前々から自分の弱点をまだまだ克服していないせいで、セミナー講師としてもまだ2流ということを
実感することになりました。
弱点とは・・・「話が長い」ということ
今回も、ボリュームが多かったので、懸念していましたが、5分オーバーしてしまいました。
話が長いということは、話をコンパクトに簡潔にまとめられないということ。
聞き手のことを考えて話をすることは大事ですよね。
何のために話すのか、それは相手に伝えるためですよね。
相手に伝わらない話は、ただの自己満足でしかありません。
次回のセミナー講師は7/2(土)です。
次回までに、話の上手い人の話し方を見て盗んで、活かせるように頑張ります。
さて、本の話に戻りますが、実は最近
毎週の定例会議で月初に1か月後の目標というものを発表していますが
そこで、私ともう一人の社員が本を毎月3冊読むという目標を設定しています。
この目標を立ててから、自主的に本を読む癖がついて本を読むのが楽しくなって
社員と推薦図書を交換することがブームになりつつあります。
今日は推薦図書として貸してもらった書籍の中から、感銘を受けた言葉をご紹介します。
仕事が楽しくないと思っている人AとアドバイザーBとのやりとりです。
B「君は、何のために仕事をしているかい?」
A「・・・」お金のため、生活のため
B「人は誰でも生まれてきたからには、何か役割を持って生まれて来ているんだ。働くというのは、その役割を果たすことなんだよ」
Aさんの専門は数学で証明できない者には首を縦に振れません
A「生まれた人間全てに役割があるなんて証明できません。」
A「なぜ、ひとりひとり役割が必ずある、と言えるのですか?できれば論理的に説明していただけますか?」
B「論理的には説明できないな。ただ、君が納得できる話はできると思うよ。」
正直頭にきた彼は、ほとんどけんか腰になっている彼の雰囲気を察しながらも、嫌な顔をせずにBさんは答えました。
B「君はこの地球上にある自然に無駄なものはあると思うか?」
A「自然ですか?自然は調和が取れているから、無駄なものはないと思いますけど」
B「そうだな、自然は調和が取れていて無駄なものはない。われわれ人間は、間違いなく自然の一部だな。ということは、生きている人間には無駄な人間は一人もいない。
無駄な人間がいないということは、ひとりひとりに生まれてきた役割があるということだ。」
Aさんは、ぐうの音も出なかったそうです。
この証明の反論をするには、二つの証明が新たに必要になります。1つは「自然には無駄なものが存在する」という証明。もう一つは「その無駄なものにわれわれ人間が該当している」という証明です。
この話の中で、腹落ちしたのは、
働くということは、役割を担っており、自分にしかできない仕事があるということ。
社員のやりがいを作り出す風土に繋がる話だと感じました。
やる気が下がっている社員を引き上げることは難しいですが、このように前向きに覚悟や使命や観念という感覚で、やる気を上げられるといいなーと思いました。
という訳で、引き続き本を読んでは感想を書きたいと思います。
では、また来週!